登山 城山(2座)351.5m~百合野山(3座)568.7m~板川山(4座)603.0m~七ツ石山(5座)623.4m~経塚山(6座)610m 鹿鳴越連山縦走 大分県速見郡

登山記

鹿鳴越連山で登山縦走初チャレンジです。
なんとこの鹿鳴越連山は2022年度に日本山岳遺産として認定されました。
まだ全国では44ヶ所しか認定されておらず
大分県内では初めて九州では6番目らしいです。まさかそんなスゴイ山岳だったとは。。。

スタートは大分県速見郡にある横津神社からです。

この横津神社の祭神は日出藩3代藩主木下俊長です。豊臣秀吉の流れらしく中々のビッグネームですね。
横津神社内に駐車場がありますが縦走なので日出町内の暘谷駅からスタートして帰りの駅は豊後豊岡駅で帰路につくのが良さそうです。あとケガなく登山ができるように神社に祈願もしました。

第一山 城山 351.5m

それでは第1山目の城山に登ります。
横津神社から30分ほどの時間を要します。

この鹿鳴越(カナゴエ)連山、鹿が鳴くほど厳しい道ということが由来らしいのですが
数ヶ所の登山ルートがあり初心者でも安心して楽しめるコースもあるようです。

この日は気温も上がらず、天気は快晴。絶好の山日和を味わえました。
初の1人登山で不安もありましたが、現在、鹿鳴越連山を整備し続けいてることもあり目印テープの距離感覚も短く、全体的に迷うことはありませんでした。

最初の登山道を抜けると舗装道路にでます。そのまま進むと案内板が出てきます。

舗装道路からも進めますが登山ということで山道を選びます。

しばらく進むと石階段が現れました。
その名の通り、城山には大友義鑑により城が築かれていて島津軍がせめて来た際は自然の要塞とされていたこともあり、攻め落とすことができなかったらしいです。

石階段の登った先にある鳥居です。

この鳥居を見た瞬間に柱の上に横たわってる石の部分(笠木・島木と呼ばてる部分)が真ん中あたりで割れてるように見えます。バランスよく支えあっているのかもしれませんが、落ちてくるのがちょっと怖くて鳥居をくぐることができませんでしたwww

城山頂上からの景色。日出町中心を一望できますね。モヤがかかっていますが四国まで見渡せる絶景スポットです。前述の舗装道路が城山頂上付近まで繋がっていて車で来ることができます。

第二山 百合野山 568.7m

次の百合野山を目指します。
城山から百合野山まで60分ほど要します

城山の鳥居の奥に進むと駐車スペースがあり、そこから舗装道路を少しおりると百合野山への案内板が出てきます。そこからは山道へ進んでいきます。比較的、平坦な道なので風景を楽しみながら歩くことができます。

しばらくすると新しい案内板が現れます。

ここからは少しハードになります。鹿が鳴くのも納得のコースです笑
ロープ場が出てきたり、

下記の画像では伝わりにくいのでが道が細い岩場で、滑落したら危ない箇所も現れ始めました。

初心者の1人登山にはかなりの恐怖でした。
ちなみにこのロープ場の手前で初老の方とすれ違ったのですが、さすがにこの場所を見たときには、「えっ、ここを通ってきたの!?」と驚きを隠せませんでした。しかも挨拶の時には「さっき、タヌキがいたのよ~」と元気いっぱい。すごいな。

そのようなこともありつつ、百合野山山頂に到着です。

お昼には早かったので、ここはおにぎり1個とコーヒーを頂くことにします。

ちなみに愛用してるのは「イワタニ ジュニアコンパクトバーナー」です。たくさんバーナーがあるので、迷いましたが決め手はイワタニのガスボンベって家でもよく使うし、コンビニなどで販売していて手に入りやすいからです。やはり純正商品を使うのが一番安全ですものね。

コーヒーでかんぱい♩

百合野山の山頂では、風景はあまり開けている感じではありませんでしたが太陽の光を木々が遮ってくれるおかげ涼しく休憩をとることができました。

第三山 板川山 603m

板川山を目指します。
百合野山から板川山まで35分を要します。

ちなみ「イタガワヤマ」ではなく、「イタゴガワ」と呼びます。
百合野山と板川山の間には古城山という山があるのですが、ここは登山道があまり整備されてなのと山頂からの来た道を戻らなければいけないので今回は割愛します。

ここから長い急登エリアです。滑落するようなガケではありませんが、ロープ場だらけ。途中で立ち止まることが多くなりました。前述のタヌキを教えくれた人から誰一人すれ違わなかったですし。これ、、、今日中に帰り着けるのかな。。。っと頭をよぎります。(´;ω;`)

それでも歩を進めて板川山の山頂に辿り着きました。

あまり開けておらず景色もこの画像の部分からしか見ることができませんでした。
少し休憩して次の七ツ石山を目指す事にします。

第四山 七ツ石山 623.3m

板川山から七ツ石山までは10分ほど要します。
ただこの時はそんなことも知らずに縦走をしていたので黙々と歩いていました。

今までに比べれば、あっという間の七ツ石山山頂に到着しました。

あいにくの曇り空ですが別部湾を望む絶景に出会うことができました。
晴れた日は四国はもちろん、山口まで見渡せるようです。
この七ツ石山が速見郡の中で一番大きな山ってことで感動もひときわありました。

ちょうど地元の方が山頂まわりを整備していて久しぶりに人に会えたのも嬉しかったです。地元の方々がこうして整備しているのも日本山岳遺産に認定される大事なことみたいです。

山頂には狼煙場跡があり、おサルで有名な高崎山の山頂と狼煙で連絡を取り合っていたらしいです。昔の人はすごいですね。

ここに来るまで結構な体力を消費しました。地元の方々にこの後はどのようなルートが良いか聞いてみると、AからCまでの3ルートを教えてくれました。ちなみにAルートはほぼ舗装された道路で、BルートとCルートは2022年10月にできた新道だそうです。当初はBルートだけの予定だったのですが景色もひらけておらず、道のりも面白くないのでCルートを開拓したんだとか。楽しく作ったから、ぜひCルート行ってみて欲しいと言ってくれました。ここは単純に登山道って作るの⁉って驚きましたね。

ただ体力を心配してくれて七ツ石山から少し降りた先に、次の経塚山に向かう道と下山に向かう分岐点があり体力に心配があるなら下山した方が無難かもと教えてくれました。こんな心づかいも登山の魅力なんでしょうか。

ちなみにパワースポット、本当の意味でのパワーストーンがありました。登頂した際にはおためしあれ。

第五山 経塚山 610m

次の経塚山を目指します。
七ツ石山から経塚山まで15分ぐらいを要します。

実はここでかなり迷いました。

下山したい( ゚Д゚)

結果、経塚山を目指すことしました。理由は七ツ石山で出会った地元の方が、ミヤマキリシマが咲き始めてよって教えてくれたのです。そんなこと言われたら行くしかないです。

まぁ、それとは別に次回いつ来れるかもわからないし、またあの縦走ルートを通らないといけないのかと思うと今回でやりきってしまおうとwww
(古城山は、これまた別の話ということで)

分岐点です。ここはもちろんCルートです。Aルート1,400mの距離を考えると多少キツくても短距離のCルートの方が頑張れそうな気がしました。地元の人も楽しい登山道を作った言うぐらいですし。

わ~い、急登、ロープ場だらけ~、楽し~
(・´з`・)

それでもなんとか急登エリアを越えると開けた場所に

天気も雲が少なくなり青空が見えてきました。
もうすぐ山頂な雰囲気がプンプンしてます。

経塚山の頂上です!

前の七ツ石山より標高は低いのですが、360度のパノラマ景色は絶景です。

ザックリした手書き地図です。

海側の景色です。

610mで、この景色を味わえるのなら、まだ高い山の頂上はどんなのでしょうかね。

山側の景色です。

咲き始めてるミヤマキリシマ

下山しなくて良かったです。またこの経塚山だけではなく縦走を選んだのも今回は良かったです。

それでは今回の最大の目的、縦走達成後の袋ラーメンをいただきます。

サイコー!

登頂して食べる袋ラーメンは、かなり美味いです!

下山

ラーメンを美味しく頂きましたが、日も傾き始めてるようなので滞在はそこそこに下山を開始します。
ちなみに今回一番キツかったのは、この下山でした。下りるだけとはいいつつも舗装道路に出るまでは、滑りそうな傾斜地でロープ場が登山時よりも長い距離でありました。

ちなみに道中で手作りの小さな展望台を見かけました。

せっかくなので展望台に上って写真を撮ろうと思いましたが、
かなり怖い!画像からはわかりにくいのですが結構な傾斜で携帯を落としたら、手元に戻ってこないような感じでした。

展望台先からの風景です。景色が良いので頑張って撮影したのですが、ホント怖いのですぐに下りました。

わかりづらいですけど、ここはかなりの傾斜でした。ロープ場も撮影しようと思いましたが、携帯落としそうだし滑落しそうだし、ここは無事に帰ることに集中してました。

分岐点ですが、どれが一番近いのよくわかりませんでした。まっすぐ下りる方向というところで奥ノ院へ進みます。

奥の院に到着。ここまでくると人が出入りしている雰囲気が出てくるのであと少しで下山できそうな感じがしてきます。

そして最後の最後で、まさかの鎖場に出くわしました。
一瞬、道がなくなりガケが見えたので、「えっ、道を間違えた?折り返した方がよい?」、と疲労と不安が押し寄せたことは忘れることはありません。それでも目をこらして見ると鎖が繋がれているの見つけて、「良かった、折り返さなくてすむ」と同時に、「マジで、ここ下りるの。ケガしても誰もこないよ」と心臓がバクバクし始めました。
結果、意を決して鎖場アタック。下りた先は舗装道路だったので地に足をつけた瞬間に達成感よりも安堵感の方が強かったです。

ちなみに崖面には仏像があり、十三仏というスポットらしいです。

あとは舗装道路を下りていき住宅エリアに辿り着くことができました。

私の感覚ですが、この縦走の逆ルートはキツそうです。初心者は横津神社スタートが良いと思います。
図らずも日本山岳遺産の山に登山できたのは自慢の一つになりました。機会があれば古城山を含めた縦走再チャレンジもしてみたいですね。

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